朝の神さまへの手紙


朝の神さまへの手紙

神さま

山や空がかすみがかっています

空気中に水分の粒子がある方がわたしは落ち着きます

土も木々もそう

水が通っているから

水の粒子が守ってくれているから

水が神さまですか?

空が白い

わたしの中があったかい

わたしの中も水だから?

わたしの中の水も神さまですか

山が白い厚いベールに隠れる

わたしはあの霧のベールがなかにたくさんの光の粒子をくるんでいて

あたたかく愛情を持っていることを知っている

でもどうして?

いつ知っただろう




migiwa.tanaka