幻想の野原






未来の不安

過去の後悔


いつもは頭にひっぱられる

ああでもこうでもないと・・


でもあまりにも美しく

まばゆい

幻想の野原

光と至福


喜びも悲しみも包むような・・

そんな風景に包まれるとき


そのときは

心に私は降りて行く

過去も未来もなくなってしまう

この瞬間を感じること

この瞬間の至福だけ



すると身体が透明になる

この光景が

光と至福が

わたしのなかを通り抜ける


身体のそとだけでなく

身体の中身まで

光を浴びたような

洗い流された感覚になる








migiwa tanaka