啓蟄 桃始笑





桃始めて笑うの季節になりましたね


春の始めらしい湿気を含んだやさしい朝

遥かとおくまで

幾重にも連なる稜線が

まるで波のようにうねっている

咲ききって頭を垂れている水仙が露に濡れ

甘く甘く香っています

地面からは春の水の匂い

柔らかい風景に身を浸す






この時期

温かい夕暮れ

川の匂い

川沿いをとおくまで連なる菜の花の香り・・

なつかしい空気の香りを嗅いで

ふと、なつかしい場所が

心のふるさとが

すごく身近に感じられるような気がしませんか?

そんなときは

わたしたちの想いが時と空間を

こえてしまったのかもしれませんね



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migiwa tanaka