よもぎのちから




裏山の散歩道で

毎朝よもぎを積んできます









全草は五センチくらいに切って

お湯で一煮立ちし

そのまましばらく置いたものを

ザルで漉して湯船に入れて

よもぎ風呂にします






青みがかった湯の色になり

見た目にも爽やかです

春の湿疹が出ている肌にも

とても柔らかいお湯になります

なにより

よもぎのやさしい香りに癒されます
















よもぎには

アルテミジアという

素敵な名前があります

その中でも

ニガヨモギはワームウッド

よもぎはマグワートと

呼ばれています




アメリカのニューメキシコ州から

カナダのブリティッシュコロンビア周辺のインディアンたちは


気管支炎や風邪の治療薬として使っていたそうです





よもぎ風呂の薬効としては

血行良くし

冷え性・肩こり・打ち身・捻挫・皮膚炎

などにも効果があるそうです















穂先は摘んで

さっと茹でて水にとり

軽く絞ってパンケーキに混ぜ込みます




茹でたよもぎを牛乳・卵と一緒にミキサーにかけます








全粒粉200グラム

ベーキングパウダー8グラム

きび砂糖15グラム

塩ほんのひとつまみ

以上をボールに混ぜて置いたものに

注ぎ入れて混ぜます







フライパンに流し込み

中火にかけます

蓋をします









表面に気泡ができ固まってきたら








裏に返します














焼き色がついたら出来上がりです












よもぎとオリーブオイルで

パウンドケーキにしても美味しいですね













よもぎを摘む時には

お風呂に入れさせてね

ケーキにするね

ありがとう

訳を話してから摘むと

なお良いと感じることがあります


きっと よもぎがいっぱい

身体をサポートしてくれます


















古代の薬草についての文献「九つのハーブの詩」より


(マグワートとはヨモギのことです)


「マグワートよ、心に留めておきなさい 

多くの非難の中で、あなたが世に伝え 

また残したもののことを 最も古いハーブよ

あなたの名はウーナ その偉大なる力は

30と3の試練に耐え 空中に飛び散る毒に立ち向かい 

至る所に蔓延する邪悪なものに立ち向かう」





毒と言われるのは


私たちが自ら生み出した観念かなと思います


元々自然界には有害・無害という観念は有り得ず


すべては学びのために


現れている現象であると感じます
















足柄は


初夏の香りです







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migiwa tanaka