月日記 睦月「許容し可能にする」という意欲



第一に、 あなた方はこの物質世界の身体以上の存在だと認識すること。 あなた方の中にはもっと広くて賢く、しかもずっと古い部分が存在する。その部分は過去生のすべてを記憶しているし、もっと大事なことに今の自分とは何かを知っていて、その全てを見通す視点から、現在していること、話していること、 考えていることが適切かどうか、あるいはこれからしようとしていること、これから話そうとしていることが適切かどうかについて、明晰で絶対的な情報を送ってくれる。

そこで、 この瞬間の自分の意図をはっきりと打ち出せば、あなたの中の「ナビゲーションシステム」は一層効果的に機能する。 そのシステムには、今までの全ての経験(それに全ての欲求、意図、信念)から集められた全データが入っていて現在していること、しようとしていることをそのデータと比較し、絶対的な指針を示してくれる。

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だから日々を生きていく中で、自分がどう感じているかを鋭敏に察知しなさい。そしてネガティブな暗い気持ちになったら、なんであれ暗い気持ちの原因になったことをすぐに中止しなさい。ネガティブな暗い感情は、その瞬間にあなたがネガティブな想像をしていることを示している。ネガティブな感情になるのは、間違った創造をしている時だけだ。だからネガティブな暗い気持ちになったと気付いたらー理由が何であれ、どうしてそんなことになったか、 どんな状況にあるかにかかわらずーしていることを直ちに中止し、別のもっと心地よいことに思考を向けなさい。 

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心地よくいられる範囲で、出来る限り詳しく望ましいことを考えなさい。

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過去を消そうと努力するより、 現在に焦点を定めなさい。今、 自分が望むことに思考を向けなさい。

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極端に否定的な状況では思考を変えようとするよりも、気持ちをそらすことを勧める。さらに言い換えれば、眠るとか映画を見に行く、音楽を聴く、... なんでも考えが変わりそうなことをしてみることだ。

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「許容し可能にする」とは、自分と「内なる 存在」とのつながりを維持し続けられる物事の見方を探す術だ。それはこの時空という現実の世界に散りばめられたデータの中を選択的に移動しながら、 心地よい出来事に焦点を定めることで実現できる。つまり「感情というナビゲーションシステム」を活用して、思考が向く方向を決定するということだ。

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私たちはこういう。「もし助けたいと思うなら、『問題』にではなくて『援助』に目を向けなくてはいけない、この二つはまるで別のことだ」と。解決策を求めている時には、あなた方は前向きな気持ちになる。だが問題を見つめているとネガティブな暗い気持ちになる。

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他人がありのままのあなたを認めなくても、あなたがありのままの他人を認めるならば、他人が認めてくれなくても、あなたがありのままの自分でいられるならば、他人がどう見ようともありのままの自分でいられて、人にどう見られてもネガティブなくらい気持ちにならないでいられるならば、「許容し可能にする」状態に達したと思っていい。世界を眺めていつも楽しい気持ちでいられるなら、あなたは「 許容し可能にする者」だ。 どの経験は楽しくどれは楽しくないかが見分けられれば、そして楽しい経験にだけ参加するという筋を通せるなら、あなたは「 許容し可能にする」状態に達している。

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「彼らは彼らであり、彼ら自身の経験の創造者で、自分で自分の経験を引き寄せているが、私は私の経験の創造者で、私の経験を引き寄せている。これが『許容し可能にする術」だ。」

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自分にとって重要なことに関心を向けるのは、他人がありのままの他人であるのを「許容し可能にする」プロセスだ。自分自身に関心を向け、同時に他人が自分自身に関心を向けることを「許容し可能にすること」は、「許容し可能にする者」になる上でとても重要なプロセスだ。

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私たちが勧めるのは、ある決断をすることだ。「今日自分が何をしようとも、誰と付き合おうとも、 どこに行こうとも、自分は自分が見たいと思うことを探してみるぞ」という何者にも負けない意志を持つ、という決断だ。

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関心をー特に感情を伴う関心をー向ける対象が、あなたの経験として引き寄せられてくる。

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普通「許容し可能にする」 ことを自分に認めないから、他人にも認めない、という場合が多い。自分のいいところを一番認めない者が、他人のいいところも認めない。だから自分を受け入れ、肯定し、評価し、要求の実現を可能にすることが、 他人を評価し、肯定し、要求の実現を可能にする第一歩なのだ。

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自分の中に自分が見たいと思うものを見る意志をもち、他人の中にも自分が見たいと思うものを見る意志を持つ、ということだ。

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また、自分が楽しいと感じるものだけを見ようと決意すれば、楽しいものだけが目に入るようになり、前向きな明るい気持ちになることだけを経験できる。

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物質世界の生命を失うことの中にさえ価値がある、ということをきちんと評価するためには、その前に理解しなければならないことがある。あなた方には物質世界の体としての経験の総体よりももっと大きくて広い経験があり、あなた方はこの人生で経験したことをその経験に追加していく、ということだ。今の人生の経験のすべてはその広い知に付け加えられていく。だから、 今の身体として焦点を結んだ存在からあなた方が移行しても、ここで経験したすべてはその大きな知の一部になる 。だからあなたが言ったように、この物質世界の体から離れるという 経験 の中にさえも価値はある。

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あなた方の多くがついつい何かに引き寄せられていくのは、 意図をはっきりと持たないからだ。

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今日、誰と仕事をしようと、 誰と話そうと、どこにいようと、 何をしようと...自分が欲することだけを見たい。欲することだけを見よう。欲することだけが見えると期待しよう。

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この移行期には心地よくないことも起こるだろうが、自分が欲することがはっきりと明確になれば、そういうことはどんどん少なくなっていく。過去の勢いの残骸の多くは、今あなたの経験から取り除かれつつある。

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「許容し可能にする者」らということは前向きの感情でいることだ。そのためには関心を向ける対象をコントロールしなければならない。これは世界のすべての物事、すべての人が自分の望み通りになるという意味ではない。宇宙から、あなた方の世界から、友達から、 自分と調和するものだけを見て、他の部分はあなたのもとへは引き寄せられてこないし、招き寄せられてこないーという意味だ。それが「 許容し可能にする」ということだよ。

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以上、「引き寄せの法則」

「THE LAW OF ATTRACTION」

by jerry and Esther Hicks

より抜粋




































あなた自身の中の融合にいたる橋は、必ず智識に至る。なぜなら、その橋は神があなたの傍に居る時に築かれたものであり、あなたの完成が神の完成と全一に共存している神のもとへと、真っ直ぐに通じているからである。あなたが達成可能だと判断して自分の心の中に受け入れる幻想はどれも、あなた自身の完成の感覚を取り去り、それによってあなたの父の全一性を否定する。愛についての空想も、 憎悪についての空想も、空想は全て、真理を覆い隠すベールであり、あなたから智識を奪う。こんなにも黒くて重たそうなベールでも、それを剥ぎ取るために必要なのは、あらゆる空想よりも真理に価値を置き、真理の代わりに幻想には決して甘んじないという意欲を持つことだけである。


A Course in Miracles(奇跡講座) 上巻

16-4-10より抜粋





















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migiwa☽ tanaka