夕月から十日月まで 月のひとり言






誰にも言えない気持ちがあるし


言っても仕方ないこともある


悩みって、悩むから悩みなんだ


ものごとはどこまでも中立だ


自分の状態によって


ものごとが、悩みになるか


そうでなくなるかが決まる


自分次第なんだ


そんなことはよくわかっている




それでもこぼれてしまう気持ちがある


今日はだめだなぁと言う時がある


そんなときはとにかく


文章にしてみるしかないかな、と思う















雲間の夕月




暦は大雪を迎えて


ここ数日、雨雲に覆われていた南足柄も


昨日の日暮には ようやく雨も上がり


空は紅く染まりました。


暮れた後雲間からのぞいた


ぼんやりとした三日月がうれしかったな。
































木星 土星 金星


そしてお月様


冷たい夜空に輝いている


わあ、きれい!


と同時に心の扉が開き


忘れていた記憶が蘇る


美しい風景に何故か


胸が締め付けられる


それが人の心なのかなあ

















すみれ色の宵月夜












ああお月様って

なんて優しい光で


心に灯りをともしてくれるんだろう


この光がなかったら


どんなに寂しいだろうと


歩きながら夕空を見上げる

























夜明けの富士が紅く染まる

きんとした朝の空気だ





















夕空の高いところに掛かる九夜月


澄み切った空の、一斤染めから


藍色に広がるグラデーションを背景にした


輝く金星も美しかった

















冬の柔らかそうな帽子を冠った富士山
















すっかり冬木立の枯れ野原

萩焼のような優しい色合いの雲が流れる

空には

ほんのり淡紅梅の十日月









今夜はふたご座流星群が極大

お月様が煌々と輝いている夜だけれども

ウッドデッキに

ホットカーペットを敷いて寝転がり

羽布団を掛けて、星を数えた

最高の眺めなのだけれども

すぐに瞼が落ちてきてしまう

三十分眺めたところで部屋へ戻る

九個、流れ星を数えました











この世にたくさんの星があって

もう数え切れないほどの星があって

そのうちのひとつが消えたとしても

別に誰も気づかないだろうなぁ、と思うのは

逆に気づいてほしいという

やっぱりこれもエゴなのかな 









見つけて欲しい、と思うのも

エゴかなぁ





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migiwa☽ tanaka


小さな食卓


🌙