湖に、しずかに咲く花
ヒトリシズカさん
湖のほとりに、
静かに...
ポツンポツンと咲いていました
まるで
物思いにふけっているような
可憐な姿です
自然に咲く小さい花々は
本当に静かに咲いていますね
なんだかその可憐さに
ときおり
胸が締め付けられるような
そんな気持ちになります
一輪草さん
よく見ると五つの花びらと
六つの花びらと
七つの花びらをつけている花も
ありましたよ
森の中の木陰に
群生していました
踏まないように気をつけながら
そっと歩いて行きます
この人は誰でしょう...
大きな三つ葉の真ん中に
みっつの花弁をつけて
鎮座していましたよ
初めて出会いました
今年は小さな出会いが多い年です
この人もはじめて出会いました
外側えんじ色
内側マスタード色
なんだか小さなラッパが
吊り下がっているみたいです
この人はわさびさんですね
ちょうどわさびの新しい葉が出てきた頃
白いかわいいお花を咲かせて
沢沿いにずっと群生していました
昔、井伏鱒二の「珍品堂」に
わさびの葉をお酒の肴に
さっとお料理するシーンを読みました
たしか.....熱湯をざっとかけて
お醤油と鰹節だったと思います
新しいわさびの葉をみつけると
いつもそれを思い出します
いつか採りたてを
そんなふうにして、食べてみたいですね
こちらは蕨さん
今年は少しゆっくりなようです
それでも所々に新しい芽を出しているのを
ひとにぎり、あつめて、頂いてきました
重曹でアク抜きし
練り物と一緒に炊いて
お夕飯に、美味しくいただきました
山ツツジさんです
私は街中に咲いてるツツジより
こちらの山ツツジがとても好きです
優しい真朱色
春の山々の色に溶け込んでいます
主張しない感じが
ほっとできますね
こちらは山吹さん
いたるところに咲いていました
青い湖を背景に
明るい色が
心を浮き立たせてくれます
山桜さんも良いですね
私はソメイヨシノよりも
やはり山桜が好きです
春の山々を明るく
彩ってくれていました
最後にはすみれさん
初夏の陽気の自宅付近では
もう、みられなくなりましたが
早春の南相木村では
可愛くふたり一緒に
咲いていましたよ













