ふわふわ旅リポート12 朝の菊池川スケッチ
朝の菊池川スケッチ
優しい淡紅梅色
朝の光が
川いっぱいに、降り注いでいます。
鏡のような水面に
お日様が、姿を落としています。
淡い雲の網目が
まるで天女の羽衣のよう。
柔らかい風景ですが
これからどんどん暑くなっていきそう
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暑い夏の一日の始まりです
家の敷地は木々が生い茂っていて
まるで森のよう！
外から戻ってくると
圧倒されるような蝉の大合唱に迎えられ
幼い頃の風景がまるで昨日のことのように蘇ります。
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朝から気温の高い菊地
それでも風鈴のチーン、と良い音が響くと
１℃、体感温度が下がりますね
お庭の隅に
にょきにょきと伸びてきた一本
彼岸花かな
ちょっと早いなぁ？と思っていたのですが
今朝、開花してみれば
最近 近所のお庭で見かける
ピンク色のリコリスさんでした
いつ、誰が植えたのだろう？
思い当たらない
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なんだか
故祖父母が迎えてくれたような気がして
とっても嬉しい気持ちになりました
風鈴がいつになく鳴り続けて
まるで雨が来る合図をしてくれているようです
涼しい風が吹いてきて
雷が遠くでゴロゴロ鳴っています
あたりは暗くなりました
しかし、通り雨にはならず
それでも風でぐっと涼しくなりました
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昼下がり
鞠智城に素敵な栗のカフェが出来ていたので
出掛けてみました
不動のモンブラン(不動岩がモデルだそうです)
栗の味が濃くとっても美味しい
山鹿産の栗100%使用と言う贅沢なモンブランです
窓の外には鞠智城と
ふわっとした白い空
神龍八大龍王神様を司る神社
竜門ダムのすぐ下に位置しています
風が吹いた後
過ごしやすくなっています
空には広く晴れ間が見えてきましたね
蝉の大合唱のなか
両側に竹が生い茂る階段を降りていきます
ひんやりして気持ちが良いですね
光が差し込んで綺麗です
神社の裏手に
水瓶があります
濃い青緑色の美しい水の色です
ここには
龍神が棲んでいるような気がしてなりません
菊池にはたくさんの水源があると思いますが
そのうちのひとつ
清水川（そうずがわ）水源です
私はここの水を汲ませていただくのがとても好きです
柔らかくまろやかな冷たいお水です
関東からこちらに来ると
どこのお水も
そして温泉も
とても肌に柔らかくまろやかに感じます
清冽なお水
夕方になるにしたがって
ますます視界がクリアになりました
菊池の盆地から遠く
鞍岳の風車がよく見えます
かわいいですね
きれいだなぁ
菊池から鞍岳を遠く望む
澄み切った東の空
ゆったり広々
豊かな豊かな菊池川
……
菊池の澄み切った空の下
ここのところは空が霞んでいたのだけれど
今日の夕方からは空気が澄み切って
美しい夕暮れの後
残照がいつまでも残り
気づいたら辺りは満天の星でした
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日の長い熊本
朝から夕暮れまで
目一杯過ごしていたので
暑さもあり体はもうくたくたです
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ああ私が
まだまだ 数時間起きていられるほどの
体力があったなら！
これから竜門ダムに登って
一晩中星空を楽しむのに
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降るような星空の下
たくさんの流れ星を数えるのに
もうまぶたとまぶたがくっつきそう
部屋でカーテンを大きく開け
夜空を眺めながら
そのまま眠ってしまったのでした
……
まるで大きな手のひらみたい！！
大きな蓮の花のような
ふたつの手を合わせて
それが優しく閉じられている
お釈迦様のような優しい肉厚な手のひら
その中に私は寝ている
そしてそれがまたゆっくりと開いていき
夜明けがやってくるのだ
……
そして、大地は生きている
ゆっくりと呼吸して
その深い呼吸を私は感じている
何と言う安心感だろう！
大地の深い吐息の中
私は眠りにつくのだ
......