ふわふわ旅リポート19(終) 飯田の夜明けスケッチ
飯田の夜明けスケッチ
おはよう
飯田の町
夜明けの幕開けです
茜色から
金色に移り変わっていきます
朝の一番の光が
山々と飯田の町を照らし出します
朝の窓辺から
朝の窓辺が好きです
爽やかな空気が頬に心地よい
風に田んぼの香りを含みます
夏らしい一日になりそうですね
しかし、暑い日でした。
炎暑の飯田。
地面からはジリジリと熱気が上がってきます。
.....
絶え間なく背中に流れる汗を感じながら、
お墓の前では、生前父が好きだった、
板チョコレート
(熱せられた墓石の上で
あっという間に溶けました)
昔ながらのマリー
インスタントで作ったコーヒー
(要するに簡易的な甘いもの?)を供えました。
それから農協で買ったひまわりと、
お線香に火をつけました。
....
お墓の前ではお話しをしました。
ゆうちゃんのことを頼むと。
私が役立たずでごめん、と。
私は妹のゆうちゃんに
何もできなかったけれども。
........
おじいちゃんもおばあちゃんもお父さんも
ごめんなさい。
特に祖父母はお怒りでしょう。
私は私のことに精一杯で、
ゆうちゃんのことまで、及びませんでした。
........
でもまぁ、私もこんな感じだし…
きっと、わかるでしょう
もう過ぎたこと。この世では
今できることしかできないから、許してね。
などと
だんだん頭も朦朧としてきて、
ちょっとぞんざいになってきました。
........
炎暑の下でしたので、許してね。
....
私は家族が怖かった。
妹のことも怖かった。
傷つきやすい妹のことを
傷つけてしまうことが怖かった。
そして私も傷つきたくなかった。
......
のんきだね、と言われることも多いけれど、
今でも家から連絡があると、
今度はなにごと!?と、
心の中で飛び上がる。
.....
家族と接するのは怖かった。
家族の誰かと衝突するのも怖かった。
だから、付かず離れずでいいと思っていた。
.....
今ではこちらの世界と向こうの世界に
分かれてしまった妹。
そして、丸二年かけて命日。
二人の関係性は発展したと思う。
こんな形の関係もきっとあるんだ。
.....
妹もクリスチャンで、
父方の祖父母もクリスチャンだったので.
讃美歌405番「また会う日まで」を選んで、
お墓の前で歌い
その後に感謝のお祈りをしました。
飯田のりんご並木。
1947年の大火の復興の象徴だそうで、
防火帯の役割を果たすそうです。
大火に遭った父方の祖父母は
営んでいた呉服屋が焼けたのを機に
東京へ出たと
幼い頃に聞きました。

諏訪湖サービスエリアより。
澄んだ空の色がきれいです。
涼しい風が吹いてきます。
対岸の山々に日があたり
やさしい色合いですね
諏訪湖サービスエリアのスタバ
眺めが良くて好きです
空模様が素敵
ノアの方舟みたい
.....
遠く富士山がみえてきました
小淵沢付近より
ただいま富士山^^
締めくくりにも
虹が現れてくれました
甲府では
美しい夕空が広がりました。
あの雲のてっぺんに登れば
まだ夕陽がみえるよ!
ふわふわした
行き当たりばったりの旅でしたが
おかげさまで無事に
旅を終えることができそうです
そっと見守っていただいた方
一緒に風景を旅していただいた方
本当にありがとうございました
数々の素敵な風景と出会わせてくれた
旅の天使、ありがとう。
西の空に輝くお月様とともに
やすらぎの夜になりますように。
道案内してくれた
お月さんにもありがとう。


























