命日、そして立秋 涼風至る
久しぶりに夜明け前に
目が覚めてまった
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外は、霧に煙り
パラパラと雨
窓際でぼんやりしていると
外の闇から
ブランコを鳴らすような音が聞こえている。
細い、笛のようにも聴こえてくる。
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はっと気づいて、もしかして鹿！？
うちは田舎の方だけれど
鹿が降りて来られるような場所ではない
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ああ、とらつぐみさんかな？
ピィー..ピィー...と
闇から、不思議な音は響いてくる。
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雨の夜明けです。
LEDキャンドルは旅にも
いつでも持っていく
これと、手のひらサイズのスピーカー
手持ちのディバイスに同期させて
お部屋を演出するのが好きです
おはよう
雨の朝
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今朝も雨に白く煙り
まるで日本画のよう
幻想的な大雄山
昨日からしっとりした空気の中
どこからか、懐かしい甘い香りがする
なんだろう… .そして思いつく
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これって金木犀の香りだ！
そうだこの季節がもうやってきたんだ
きっと、どこかで咲き始めているんだね。
なんてやさしい山々だろう…
今度は
まるで水墨画みたい
鳥たちが山の方へ飛んでいく
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妹の命日だったから
トラツグミさん
明け方に
鳴いてくれたのかな？
窓辺にランタンを灯して
今宵もゆっくりと青く暮れていきました
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あくる朝は立秋
「涼風至」
朝の空に広々と敷かれたうろこ雲を背景に
鳶が大きく旋回していました
足柄道の駅のとなりに
可愛い小ぶりのひまわり畑があり
みんな、散策していました
夏らしい空を背景に
眩しいお顔です
丹沢湖まで出掛けてみると
二、三度、気温が下がります
頬に風が爽やか
カナカナが森いっぱいに響きます
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もみじの先が
もうきれいに色づき始めています
夕暮れ時
大雄山がいつになく
優しいグラデーションの色合いに染まりました
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お月様くっきり
なんてきれいな宵なんでしょう！
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夜が深まって
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うちのすぐ後ろの公園で
花火上がりました
残暑の祭典でした
素敵だった、ありがとう
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花火は、足柄金太郎祭の一環で
一時間前の市内アナウンスで
範茂(のりもち)公園ともう一カ所から
同時に上がりました
子供たちが急いで家から出てきて
見通しの良いところに出て
喜んでいる声が聞こえてきました
立秋の夜のサプライズプレゼントでした
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小さい頃の夏休み
田舎に連れて行ってもらえることが
一番の楽しみでした
うちにはマイカーがなくて
花火の夜は
橋の上までぞろぞろと歩いて行って
迫間橋から
遠い花火を眺めていました
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終わっても
もう一回上がるかも…とずっと待っていた
その切なさからか
大人になっても花火が終わった後は
なんだかちょっと
胸が締め付けられるような気持ちになります
想い出も花火も儚いから
一枚一枚、大切に取っておきたいと
思ってしまいます
おやすみなさい
✨🌙
