そらのいろと細い月スケッチ2

そらのいろと細い月スケッチ2



















顔彩スケッチ

そらのいろと細い月2




雨がちな、五月☔️

あっちこっちで台風が発生、気圧の変動で揺さぶられ、心も体もついていくのが大変でした。


今日は、買い物に行けたら100点。

パネルに下張りだけできたら100と過ごす日々。


ほとんど起き上がれないような日もあるけれど、雨の中、紫陽花のつぼみとか、きれいなグリーンの雨蛙とか、何かひとつきれいなものが見つかれば、それでいいことにしている。


今、処方してもらっている漢方薬のうちのひとつは甘麦大棗湯(カンバクタイソウトウ)といって、内容は甘草と麦と棗(ナツメ)だけ。食べ物ばっかりでできているよと先生は言っていた。これは白湯に解いて飲んでも甘くてとっても飲みやすい。


ツムラの小さな手帳に、悲しい時、と書き入れてくれた。悲しいとき?


生薬の本を読んでいたら...ナツメの実を干したものは大棗という生薬。胃腸虚弱な人の食欲不振や疲れをとって元気にしたり、血が不足している人の精神不安や不眠や悲しみなどの症状に使う...と書いてあった。


別の本には、近親者の死別や恋人との別れなどの喪失体験にも応用されている...と書いてある。恋人との別れ?

そんな効果まで持つ漢方薬があるなんて、思いもよらなかった。西洋医学の心の薬に抵抗がある人は、中医学からのアプローチも良いかもしれない。


加味逍遙散は、好きな「逍遥」の言葉が入っているので、気にいっている。


「これは美人に出す薬だよ」

「これは、エレガントな人に出す薬」


先生が言う。前の処方のときも、同じこと言わなかったかな?先生のことだからオキシトシン(幸せホルモン)を出すために言っているのに違いない。お世辞でもやっぱり嬉しいので、冗談のように交わす会話もオキシトシンアップにひと役買ってくれている。


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以前は、友達や誰かからか、メールやお便りが来るのが嬉しかったような気がする。


それがいつからか、それかここ数年か、いつの間にか、気持ちの負担になってしまった。何か便りがあると、お返事をしなきゃ、どう返事しようかとずっと頭のすみに一日中こびりついてしまい、何だか楽しみにならない。


そもそも、この三年間は、仕事など具体的な目的のあるメールを除いて、自分の気持ちと裏腹な便りに対処するのがとても困難だった。


ささいなことで気分が左右されたり、何かおことわりをしなくてはいけなくなったり、ごめんなさいとやるたびに罪悪感が伴うこともつらい。


私からはなるべく連絡を取らなければ、誰から連絡が来る事も少ない。そうやってワクワクもせず、落ち込みもない、心の動かなフラットな状態が、今はなんだか心地が良い。


またこうやって文章にする事は、私には何かしら気持ちのバランスを取るのに役立っている。(読んでくださる方、ありがとうございます)


今日も、頭が痛いなぁと窓際に横になり、木漏れ日が映す光が白い壁に光の玉となりくっついたり、離れたり、揺れている。それをぼんやりと眺める。そんなぼんやりした時間がなんだか心地よく感じるようになった。



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