山を渡る、光る雲スケッチ

山を渡る、光る雲スケッチ





日が傾いてきましたが、庭ではまだ今日の名残を惜しむように蝉が大合唱しています。


昔の友達からの風の便りで、手入れもできるはずのない森のような敷地に住んでいた頃、申し訳程度に小さなチューリップを植えていたことを思い出し、思わず笑みがこぼれました。


あの頃から比べてすっかりに人に対して臆病になってしまったような気がします。ギャラリーさんを通したメッセージのおかげで、活き活きとよみがえってきた昔の思い出に、なんだかほっと癒されるひとときでした。


空にはきれいな雲が立っていて、庭からスケッチをしながら、熊本の空を思い浮かべました。


もう立秋です。

蝉の声にまじり、宵には少しずつ秋の虫も鳴き始めました。


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